ペリペリ開発秘話

【一番くじ 学園アイドルマスター Part4】アイドルのかわいさ、みずみずしさを追求した、Gracemasterフィギュアと描きおろしイラストに込めた制作陣のこだわり
2024年に誕生した、『アイドルマスター』シリーズの最新作『学園アイドルマスター』(以下、『学マス』。)プレイヤーはアイドル養成学校『初星学園』に入学し、プロデューサーとして様々な問題と魅力を抱えたアイドルの卵たちをプロデュースする。アプリゲームを皮切りに、CD、グッズ、ライブイベントなども展開されています。そのアイドル候補生たちのグッズをラインナップした一番くじ最新弾『一番くじ 学園アイドルマスター Part4』は2026年2月7日より順次発売予定。
この記事では、過去に発売した『一番くじ 学園アイドルマスター Part1』から最新弾Part4までの商品を振り返り、本弾の企画担当者にインタビュー。フィギュアの造形や彩色のこだわりから描きおろしたイラストに込めた想いまで、制作の舞台裏を伺いました。
企画担当のイモリさん
イモリさん
ロト・イノベーション事業部所属。2017年に入社し、現在は『学園アイドルマスター』や『アイドルマスター シャイニーカラーズ』などの企画をメインに担当する。
プロデューサーの抱くイメージを形に。『学マス』Gracemasterシリーズの造形と彩色への徹底したこだわり
――まずは、『学マス』という作品の魅力を教えてください。
イモリ:アイドル候補生たちは見た目も中身も個性が豊かで「自分の好きなアイドル」が見つかる、というのが一番の魅力だと感じています。商品企画担当として、そしてひとりのプロデューサーとしていろいろなアイドルを育成すると、一人ひとり違う展開のストーリーやバックグラウンドがあり本当に奥が深くておもしろい作品だなと思います。
イモリさんが話しているところ
――第2弾以降に登場しているGracemasterシリーズは、どのようなテーマのブランドなのでしょうか。
イモリ:Gracemasterは2025年に立ち上げたブランドシリーズで「10年先も大切に飾っておきたい美少女フィギュア」を目指しています。表情やプロポーション、仕草まで含めて上品さや美しさを追求し、塗り分けにもこだわっていて、髪も肌も衣装もすべてブラシ塗装で丁寧に塗装し、つや消し加工も施しています。『学マス』の展開は1/7スケールで統一しているので、揃えて飾ることでより魅力が引き立つと思います。
――『学マス』のフィギュア全体でこだわっているのは、どのような部分でしょうか。
イモリ:造形と彩色にこだわるのは大前提として、『学マス』の場合はゲームの中で接するアイドルたちのイメージが、プロデューサーさんの中にしっかりとあると思うんです。そのイメージを大切にしながら、フィギュアとして飾ったときにも見ごたえがあるポージングを意識しています。
そのうえで、例えば色白な子は肌の色を白めに調整したり、華奢な子と運動が得意な子とでボディラインも変えたり、細かな部分にも一人ひとりの個性を感じられるようにしています。
第2弾・第3弾Gracemasterフィギュア制作のこだわり――髪の流れ、服の柄、小物まで妥協なく再現した6人のアイドル候補生
――今回登場したフィギュアについて伺う前に、過去の弾で登場したフィギュアについて伺えればと思います。『一番くじ 学園アイドルマスター Part2』と『一番くじ 学園アイドルマスター Part3』で登場したフィギュアで、特に反響が大きかった表現や、制作面でこだわったポイントを教えてください。
一番くじ 学園アイドルマスター Part2『A賞 花海咲季 フィギュア 1/7 Gracemaster』の後ろ姿
イモリ:細かい造形や彩色にも反響はありましたが、髪の毛をクリアパーツにグラデーション塗装を使って表現した点は反響が大きかったですね。Gracemaster初の展開が『学マス』だったということもあり、毛の動きや流れ、アイドルとしての透明感を出すなど、かなり力を入れているので皆さまに喜んでいただけていたらうれしいです。
加えて、瞳の表現にもぜひ注目いただきたいです。虹彩のサイズを0.1ミリ単位で調整し、目と眉だけで8~9色を使用しています。顔はフィギュアの印象を決める重要な部分なので、こだわって作り上げています。
一番くじ 学園アイドルマスター Part2『C賞 藤田ことね フィギュア 1/7 Gracemaster ラストワンVer.』
――ここからはそれぞれのアイドル候補生について伺います。第2弾で登場した花海咲季のこだわりを教えてください。
一番くじ 学園アイドルマスター Part2『A賞 花海咲季 フィギュア 1/7 Gracemaster』
イモリ:咲季は首元のリボンがブレザーの上に乗っていて、そのリボンがシャツの首元に入り込むところまで再現しています。
これは咲季を含めて全員に言えることですが、服のシワも立体感を出すためにブラシで陰影をつけて、布の質感が伝わるようにしています。服だけでなく、靴の塗装についても質感の違いが伝わるよう、光沢の入れ方などを調整しました。
――確かに、制服とパーカー、シャツなど、それぞれに生地の固さが違って見えますよね。月村手毬のこだわりポイントはどこでしょうか。
一番くじ 学園アイドルマスター Part2『B賞 月村手毬 フィギュア 1/7 Gracemaster』
イモリ:手毬は服のチェック柄の表現に苦労しました。しわ感のある服に対して柄がずれないようにチェックを表現しています。CGと完全に同じようには再現できませんが、立体になった際に美しく見えるよう、実際の服のパターンを参考に柄をあえてずらしたり、そういった細かい部分を忠実に再現しています。
一番くじ 学園アイドルマスター Part2『B賞 月村手毬 フィギュア 1/7 Gracemaster』の左手の腕時計部分
細かいチェーンやベルトのメタリック部分、腕時計などの細かい部分もしっかりと作り込んでいて、時計に関しては秒針まで表現しました。
――藤田ことねについてはいかがでしょうか。
一番くじ 学園アイドルマスター Part2『C賞 藤田ことね フィギュア 1/7 Gracemaster』
イモリ:ことねは細身な体型ですが、女の子らしい丸みを持たせられるようにボディラインを意識しました。ブルゾンのチャックの表現も何度もやり直して再現しましたし、細かいところでは靴底にもこだわり、台座にはめている状態だと見えないところまで作り込んでいます。
一番くじ 学園アイドルマスター Part2『C賞 藤田ことね フィギュア 1/7 Gracemaster』靴底
――続けて、第3弾でフィギュア化された3人についても聞かせてください。有村麻央はカッコよさもあり、また違った印象がありますね。
一番くじ 学園アイドルマスター Part3『A賞 有村麻央 フィギュア 1/7 Gracemaster』
イモリ:麻央はいわゆるアイドルっぽいポージングではないので、作り方によってはただ立っているようにも見えてしまうんですよね。でもバサッとひるがえしているジャケットをしっかりと立体的に作ることで、「かわいくて、かっこいい」動きのある造形にできたと思います。
一番くじ 学園アイドルマスター Part3『A賞 有村麻央 フィギュア 1/7 Gracemaster』後ろ姿
――紫雲清夏についてはいかがですか?
一番くじ 学園アイドルマスター Part3『B賞 紫雲清夏 フィギュア 1/7 Gracemaster』手元アップ
イモリ:清夏はブレスレットやネックレスなどの小物まで、丁寧に塗り分けています。特に、手に付けているシュシュは苦労しましたね。パーツが小さく凹凸も多い中で、ヒョウ柄をきれいに再現するのには特に力を入れました。また、下唇の薄いリップやネイルの色など、ぱっと見では気づきにくい細かな部分にも清夏らしさを込めています。
――見れば見るほどに作り込みが伝わってきますね。篠澤 広のポイントはどんなところでしょうか。
一番くじ 学園アイドルマスター Part3『C賞 篠澤 広 フィギュア 1/7 Gracemaster』お腹部分
イモリ:広は華奢さがしっかりと伝わるようにボディラインを丁寧に作っています。服の内側も、服がなびいてチラッと見えるお腹まで表現しています。正面からはあまり見えない部分にはなりますが、ここはGracemasterとして妥協せず作り込んだポイントです。
第4弾フィギュアのこだわり――葛城リーリヤの透明感、倉本千奈の躍動感、姫崎莉波のお姉さんらしさ
――それでは、今回発売する第4弾のフィギュアについて、それぞれのポイントを教えてください。葛城リーリヤでこだわったのはどのようなポイントでしょうか。
一番くじ 学園アイドルマスター Part4『A賞 葛城リーリヤ フィギュア 1/7 Gracemaster』
イモリ:制服の質感にこだわったのはもちろんですが、リーリヤは色白な子なので、肌についてもこだわりました。髪の毛も含めて、透明感が出るようにしています。髪の毛の白とリボンの水色が交差するような編み込みの細かな塗り分けにも力を入れました。
――リーリヤはラストワン賞で表情を変えたバージョンも登場していますよね。
イモリ:A賞のリーリヤは儚げな印象ですが、ラストワン賞では笑顔を見せた表情になっています。やっぱり、好きなアイドルの笑顔も見たいかなと思うので、しっかり表情に違いを出しつつ、どちらもリーリヤらしくなるようにしています。
――倉本千奈は過去に出た『学マス』のフィギュアと比べても、身体を大きく傾けたポージングが印象的ですね。
一番くじ 学園アイドルマスター Part4『B賞 倉本千奈 フィギュア 1/7 Gracemaster』
イモリ:千奈はお客様の手元に届くタイミングでは、今回の一番くじが一番最初のフィギュアということもあり、気合を入れて制作しました。体を大きく傾けたポージングや、広げた手も左右で指の開き方を少し変えていて、千奈らしさを表現しています。
気づきにくい部分だとは思うんですけど、スカートの総柄の表現が本当に大変でしたね。スカートのプリーツ部分は非常にプリントが難しく、きちんと総柄に見えるように花束一つひとつの調整を重ねました。腰のベルト周りにも細かい柄を表現しています。
――姫崎莉波のポイントを教えてください。
一番くじ 学園アイドルマスター Part4『C賞 姫崎莉波 フィギュア 1/7 Gracemaster』
イモリ:莉波はお姉さん系のキャラクター性やプロポーションを表現することにこだわりました。どのアイドルも服のシワにはこだわっていますが、莉波は特に調整を重ね、ボディラインまで上手く表現できたと思います。薄く入れたリップも、お姉さんっぽさを出すうえでこだわったポイントなので、お手に取ってぜひ確かめていただきたいです。
一番くじ限定の描きおろしで魅せる、アイドル候補生たちの新たな一面。プロフィールや個性を落とし込んだ、遊び心溢れる表現に注目!
――『学マス』の一番くじでは『一番くじ 学園アイドルマスター Part1(以下、第1弾)』から描きおろしイラストを展開していますね。描きおろしイラストのグッズで特に注目してほしいのは、どのような点でしょうか。
イモリ:やっぱり、設定面でのこだわりですかね。 かわいい衣装にするのはもちろんとして、第1弾の動物テーマでは各アイドルのモチーフアニマルの要素、第2弾のスポーツならゼッケンに描かれた誕生日、第3弾のオリエンタルハロウィンはお札に書かれたアイドルそれぞれのキーワードです。
第4弾の雑貨賞はバレンタインをモチーフにした描きおろしのビジュアルシートと、ハート型の取手がかわいいマグカップ、手のひらサイズで持ち運べる「きららいずマスコット」
――第4 弾の描き下ろしイラストも注目ポイントを教えてください
一番くじ 学園アイドルマスター Part4『D賞 描きおろし ビジュアルシート』
イモリ:今回の弾は2月発売ということでバレンタインをモチーフにしています。全体として「モコモコ×チェック柄」を軸にしつつ、服の丈感や装飾の違いで、一人ひとりの個性をしっかり出しました。
お揃いの衣装もかわいいんですけど、やっぱり担当のアイドル候補生が一番かわいいと思ってもらえるように、それぞれの「らしさ」を表現しています。 それぞれのメンバーカラーをリボンやハートモチーフ、ポケットなど細かなところにもちりばめているので、全員のイラストをぜひ見比べてみて楽しんでいただけたらと思います。
――マグカップがラインナップに加わっているのも新鮮ですね。
一番くじ 学園アイドルマスター Part4『E賞 描きおろし チェック柄マグカップ』
イモリ:マグカップは、取っ手をハート型にしてバレンタイン感を演出しました。お菓子を食べながらぜひこのマグカップを使っていただき、「甘いものって、好き…?」と聞かれているかのような楽しい時間を過ごしてほしいです(笑)
今回のくじはリーリヤ、千奈、莉波がフィギュアとして登場していて、咲季、手毬、ことねが「きららいずマスコット」に、そして麻央、清夏、広の3人が「マグカップ」にと、フィギュア以外のアイドルもしっかりグッズ化したラインナップにしています。
――先ほど名前が挙がった「きららいずマスコット」についても、注目ポイントを教えてください。
一番くじ 学園アイドルマスター Part4『F賞 きららいずマスコット』
イモリ:「きららいず」というのは一番くじ内の新しいブランドで、目の部分にラメ糸を使ってキラキラさせた、手のひらサイズのぬいぐるみです。ちょこんとしていて、守りたくなるかわいさがあるんですよ。持ち運びやすいサイズなので、自分の担当アイドルと一緒にお出かけもできて楽しいと思いますね。
今回は「きららいず」としての表現も大事にしつつ、各アイドルの表情が崩れないように目の配置や肌の生地感、髪の毛の出しかた、眉毛の太さなどはミリ単位で調整を重ねました。ひとりでも、並べてもかわいい仕上がりになっています。着ぐるみ衣装のふわふわした触り心地もポイントです!
――今回はこの3名のみですが、今後ほかのアイドルたちも「きららいず」で登場するのでしょうか。
イモリ:ご期待ください、とだけ(笑)。
プロデューサーの声を反映して進化し続ける一番くじ
――最後に、この記事を読まれている皆さんへのメッセージをお願いします。
イモリ:第2弾、第3弾に引き続き、今回のフィギュアでも衣装の細かな造形や彩色に至るまでこだわって制作させていただきました。初登場の「きららいずマスコット」もとてもかわいく仕上がっているので、ぜひ手に取っていただきたいです。
制作にあたっては、フィギュアを出すたびに美少女フィギュア担当のメンバーで振り返りの場を設け、「ここはよかった」「もっと良くできるところはどこか」と話し合っています。また、『学マス』だけでなく、他作品のGracemasterフィギュアに寄せられる意見や評価も参考にし、気づきや工夫を『学マス』に取り入れるなど、常に改善を重ねています。
これからも、プロデューサーさんたちの中にあるアイドル像により近づけることを目指し、「一番かわいい」と思ってもらえるグッズを作っていきたいと考えています。アンケートやSNSなどでいただく皆さんの声は、企画担当だけでなく、プロモーション担当や営業担当などチーム全体でチェックしており、改善点を共有しています。僕自身もひとりのプロデューサーとして、皆さんのご意見を大切に拝見していますので、これからもぜひお声を聞かせていただけるとうれしいです。
一番くじ 学園アイドルマスター Part4の商品たち
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