ペリペリ開発秘話

【爬虫類&両生類~Tiny Friends~vol.2】爬虫類・両生類好き必見!担当者の愛が詰まった渾身の企画第2弾。その裏側をインタビュー
2024年7月に登場し、大好評だった『一番くじ 爬虫類&両生類~Tiny Friends~』。その第2弾が2025年7月25日より販売します。第1弾に引き続き企画を担当したかなてぃさんに、爬虫類・両生類への愛を詰め込んだ制作の裏側を聞いてみました。
『一番くじ 爬虫類&両生類~Tiny Friends~vol.2』企画担当のかなてぃさん
かなてぃ
ロト・イノベーション事業部『一番くじ 爬虫類&両生類~Tiny Friends~vol.2』企画担当。そのほか、『ワンピース』や『刃牙』の一番くじ企画を担当。もともとは美術大学出身で絵画を専攻しており、独学でデジタルイラストも勉強していた。フィギュアの原型の修正依頼をする際には、テキストだけでなく自分で修正イメージを描くことも。
ペットとしての爬虫類ならではの仕草が愛くるしい!
――前回に引き続き爬虫類&両生類のくじを企画されたかなてぃさんにお話を伺います。かなてぃさんの好きな生きものについて教えてください。
かなてぃ:生きもの全般が好きですが、やっぱり一番は爬虫類ですね。もの心ついたときにはトカゲが好きになっていて、兄が捕まえたトカゲを一緒に観察したりしていました。
ペットの爬虫類は、野生とは違った仕草を見せてくれるんです。眠そうな表情や、エサが見えると走ってくる姿は、ペットならではのかわいさだと思います。一番くじでは、そういった「ペットとしての爬虫類の愛くるしさ」をお届けできるように意識して商品化しています。
――ご自身でもフトアゴヒゲトカゲを飼育されているとのことですが、特にかわいいと思ったエピソードはなんですか。
かなてぃ:脱皮をするときってかゆくなるのか、いろんなところに身体をこすり付けるんですよ。目の脱皮をしているときに顔を撫でていたら、自分から私の指に顔をこすり付けてきたんです。それがすごくかわいくて、動画に収めました(笑)。
かなてぃさんが飼育しているフトアゴヒゲトカゲの脱皮中
第2弾はお客さまの声を受け新たな生きものたちも仲間入り
――第1弾の爬虫類&両生類くじでは王道な爬虫類・両生類たちがピックアップされていましたが、今回はよりディープなチョイスになっている印象があります。
かなてぃ:元々あそこまで大きな反響をいただけるとは思っていなかったのが正直なところです(笑)。第1弾で好評いただいた内容を踏まえつつ、前回立体化できなかったカメやヘビを取り入れるなど、全体のバランスを見ながらラインナップを組みました。
――予想以上の反響が得られたとのことでしたが、それを踏まえて今回の弾に反映しているのはどのような部分でしょうか。
かなてぃ:人気が高かったアオジタトカゲとフトアゴヒゲトカゲは今回も登場させています。ヘッドマグネットはすごく好評だったので、今回も引き続き入れていますね。
B賞『フトアゴヒゲトカゲ フィギュア ハイポゼロ』を膝の上に載せるかなてぃさん
――前回はフィギュアの顔部分を何度も修正するなどの苦労があったとのお話でしたが、今回はどういった部分で苦労されましたか?
かなてぃ:前回と同様に、爬虫類や両生類を飼育されている原型師さんたちに制作いただいたので、原型に対して大きな修正は入りませんでした。逆に、原型時の彩色のクオリティが高すぎて、工場での再現がすごく難しかったんです。なるべく原型師さんが作ってくれた形そのままに再現したくて、とことんこだわりました。
前弾:『一番くじ 爬虫類&両生類~Tiny Friends~』
▼商品ページ
https://1kuji.com/products/reptiles
▼開発秘話(フィギュア編)
https://1kuji.com/articles/story-06
▼開発秘話(雑貨賞編)
https://1kuji.com/articles/story-07
無気力感のあるポージングで自然感を出したアオジタトカゲ、口の中まで作り込まれた「べぇver.」も
――ここからは各賞について個別に伺っていきたいと思います。まずはA賞の『アオジタトカゲ フィギュア』ですね。ポージングなど、意識されたのはどのようなところですか?
A賞『アオジタトカゲ フィギュア』
かなてぃ:アオジタトカゲは寸胴な身体と短い手足がすごく魅力的なので、あえて左前足だけをだらんと後ろに倒した形にしています。歩いている途中で気力がなくなるのか、よくこの姿勢で固まっていることがあるんですよ(笑)。
こうした生きものを商品化する場合、キレイなポーズにすることが多いんですけど、あえて崩すことで自然な感じが出せたかなと思います。この無気力さがかわいいんですよね。
――ラストワン賞『アオジタトカゲ フィギュア べぇ』では舌を出している姿での登場となっていますね。
ラストワン賞『アオジタトカゲ フィギュア べぇ』の口部分
かなてぃ:やっぱりアオジタトカゲと言えば青い舌なので! 舌に入っている細かいウロコと口の隙間から見える歯もしっかりと再現しています。爬虫類の歯は哺乳類のものと違って、凹凸がちょっとあるくらいなんです。
ラストワン賞『アオジタトカゲ フィギュア べぇ』の口部分の原型
――口の中の見えないところまで作り込まれていたとは……すごいですね。ラストワン賞は「べぇ」というネーミングもかわいらしくて素敵です。
かなてぃ:前回はアームウェイビングという仕草に名前があったのでそれを使ったのですが、舌を出すこと自体には名前がないんですよね。じゃあ「べぇ」が分かりやすくていいか! って(笑)。
複数の白を使って、人気のモルフを再現したフトアゴヒゲトカゲ
――B賞の『フトアゴヒゲトカゲ フィギュア ハイポゼロ』は前回登場したフトアゴヒゲトカゲの違う色の種類なんですね。
B賞の『フトアゴヒゲトカゲ フィギュア ハイポゼロ』
かなてぃ:前回好評いただいたので、今回はカラーをガラッと変えてハイポゼロという人気のモルフ(種類)を作りました。
ぱっと見だと白一色なので簡単そうに見えるんですけど、本当にひとつの白で塗ってしまうと、すごく無機質になってしまうんですよね。今回はベースとなる白に加えて、グレーっぽい白、黄味の入った白など、複数の白を使って塗装しています。
口と耳のあたりは血色が出るので、少しピンクのブラシを入れているのもかわいいポイントだと思います。
――鱗の部分もしっかりと立体感のある塗りになっていますね。
かなてぃ:鱗はドライブラシで突起部分に暗い影の色を着けて、より鱗のボコボコ感が出るようにしています。白一色だからこそ、単調に見えてしまわないように注意しています。
ペリペリ団の皆さまからの質問にもお答え!①
| Q:トカゲが主にフィギュア化されてますが、アマガエル、蛇(ニシキヘビ)は、造形的に無理なのでしょうか? |
|---|
| A:ヘビやカエルも立体化してほしいというお声はたくさんいただいていて、アイデアのストック自体はほかにもあるので、次の機会があれば検討したいです。 |
ペットならではのオムツ姿のヘルマンリクガメ、生きものらしさを意識したクレステッドゲッコー
――C賞の『ヘルマンリクガメ フィギュア 部屋んぽver.』はオムツを履いた姿がとてもかわいらしいですね。これはなぜオムツを履かせているのでしょうか。
C賞『ヘルマンリクガメ フィギュア 部屋んぽver.』(右)
かなてぃ:水族館や動物園に行くと、カメのフィギュアってたくさん売られているんですよ。一番くじだからこそ買えるものにしたかったので、ペットならではのオムツ姿にしました。
カメは犬や猫と違ってトイレを覚える習性がないので、部屋んぽ(ケージの外に出して部屋の中で遊ばせる時間)をするときはオムツを履かせるのが一般的なんです。リボン付きのかわいいオムツカバーなんかも販売されているんですよ。
――カメを飼育されている方にとってはお馴染みの姿なんですね。こちらについてもこだわった点を教えてください。
かなてぃ:原型の彩色を再現するのが大変でした。最初に工場から上がってきたときに甲羅の模様がベタ塗りになってしまっていたんです。そこから数回修正を重ねてもよくならなくて、最終的にはデジタルプリントという手法を使って、甲羅に直接プリントを入れるかたちで彩色原型を再現できました。ギリギリまで修正を重ねたので、本当に間に合ってよかったです(笑)。
修正前の甲羅(左)修正後の甲羅(右)
――手足も塗装が細かいですね。
かなてぃ:手足もそうですし、頭の黒さについても修正を重ねました。透け感を残しつつ、しっかりと黒くするのには苦労しましたね。生きもの感が出るよう、目のツヤも意識しています。
C賞『ヘルマンリクガメ フィギュア 部屋んぽver.』
――D賞の『クレステッドゲッコーと止まり木小物入れ』はフィギュア的でもありつつ実用性もある、ユニークなアイテムとなっています。小物入れにしようと思ったのはなぜですか?
D賞『クレステッドゲッコーと止まり木小物入れ』(右)
かなてぃ:クレステッドゲッコーって、基本的に何かに捕まっていたりぶら下がっていたりする生きものなんですよ。トカゲやカメみたいに四つん這いにするとらしさが出ないので、何かに捕まらせようと思ったんです。
止まり木自体もクレステッドゲッコーを飼育するうえでは必要なものなので、それを小物入れにしたらおもしろいかな、と。
――生態に基づいた姿なんですね! 造形面でこだわったポイントを教えてください。
かなてぃ:まぶたがない生きものなので、目が乾燥しないように自分の舌で舐めて潤すんですよ。ごはんのときも舌を出してペロペロしている表情がかわいいので、再現しました。胴体のムチムチした質感もかわいいので、細かいシワを何重にも入れて実物に近づけました。
原型師さんがクレステッドゲッコーを飼育されていて私以上に詳しいので、想像したとおりのかわいい姿になったと思います!
ペリペリ団の皆さまからの質問にもお答え!②
| Q:D賞『クレステッドゲッコーと止まり木小物入れ』の木の切り欠き部分は何かを意識したものでしょうか? |
|---|
| A:これは実用性の部分で、キレイな円形の口だと真上にしか取れなくて、クレステッドゲッコーの顔にちょっと当たってしまうんです。取り出す際の逃げ道があったほうが使いやすいかなと思って、あえて切れ込みを入れています。 |
バージョンアップした人気雑貨。証明写真風ステッカーなど実用的でかわいいアイテムが登場
――ここからは雑貨賞ですね。E賞の『レプタイルズヘッドマグネット』は第1弾に引き続きの登場となりますが、今回のラインナップはどのように決められたのでしょうか。
E賞『レプタイルズヘッドマグネット』
かなてぃ:舌を出す動物なので、カメレオンは必須だなと。前回はエボシカメレオンだったので、今回はパンサーカメレオンにしています。赤い皮膚が特徴的なので、今回の弾でもかなり目立っていますね。
また、フックとして使用できるというテーマで作っているので、舌に特徴のある生体を選んでいます。
前回は唯一の日本の品種としてアマガエルが入っていたので、今回も日本人になじみのある品種を入れたいなと思って、ミヤコヒキガエルを入れています。あとはヘビも立体物として入れたかったのと、単純に私が好きなセイブシシバナヘビを採用しました。
――前回はランダムでしたが、今回は選べるようになっているのがうれしいですね。
かなてぃ:SNSなどの反応もチェックしているんですけど、トカゲは欲しいけどカエルは苦手……のような声もあったので、お好きなものが選べるように仕様を変更しました。やっぱり皆さん、自分の飼っている子が欲しいですよね。
――F賞の『タオルコレクション』はさまざまなデザインで爬虫類や両生類をあしらったものですね。
F賞『タオルコレクション』
かなてぃ:こちらもお好きなものを選べるので、いろんな好みの方がお気に入りのものを選べるよう、幅広いデザインを用意しています。
今回はレッドテグーが初ラインナップしました。レッドテグーはむっちむちのほっぺがすごくかわいいんですよ。その魅力をかわいらしくイラストに落とし込んでいただけたかなと思います。
F賞『タオルコレクション』
――G賞の『クリアファイル&ステッカーセット』は、クリアファイルに加えてそれぞれの生きものの証明写真のようなステッカーが付いているのがおもしろいですね。
G賞『クリアファイル&ステッカーセット』
かなてぃ:爬虫類に限らず、ペット界隈で証明写真風にするのが流行っているので、そちらに便乗させていただきました(笑)。実際の証明写真と同じサイズで作っているので、スマホの裏に入れていただいてもいいですし、何かしらの履歴書に貼っていただいてもおもしろいかなと思います。
――こちらの賞にはフトアゴヒゲトカゲが登場していますが、もしかしてこちらはかなてぃさんが飼われている子でしょうか。
かなてぃさんが飼育しているフトアゴヒゲトカゲが登場しているG賞『クリアファイル&ステッカーセット』
かなてぃ:そうなんです(笑)。ほかの生きものについては、ペット感のある写真を探すのには少し苦労しましたが、かわいらしい姿をチョイスできたかと思います。
――H賞の『ラバーコレクション』も前回の弾に引き続きの登場ですね。
H賞『ラバーコレクション』
かなてぃ:ラバーコレクションも前回すごく好評で、身に着けられるグッズが出たことを喜んでいただける声が多かったです。
実はこの前すれ違った男性のリュックに、第1弾で出したラバーチャームが付いていたんですよ。すごく感動しました!
前回との違いとして、今回はヤモリの手とカエルの手のヘアクリップを追加しています。
H賞『ラバーコレクション』のヘアクリップをつけるかなてぃさん
――ピックアップした動物たちのなかで特に注目してほしいのは誰でしょうか。
かなてぃ:ラインナップで全体のバランスを重視しているのですが、前回との違いとしては、ワニのメガネカイマンが入っているのが特徴ですね。前弾で「ワニは入っていないんだ」というコメントがあって、確かにと思ったんです。
――最後にI賞の『ジッパーバッグ』ですが、こちらはほかの賞とは違ったかわいらしさのデザインが印象的ですね。前回の弾にはなかった方向性のデザインですが、こちらはどういった経緯で制作されたのでしょうか。
I賞『ジッパーバッグ』
かなてぃ:アンケートでデザインの方向性について好みを調べてみたら、かわいい系もリアル系も一定の人気がありました。身に着ける系の雑貨賞は使いやすいデザインを意識したのですが、デフォルメされたかわいいアイテムもほしい!と思い、実用雑貨で制作しています。
個包装のお菓子類やコードを入れるのにちょうどいいかなと思います。フキダシのデザインも入れているので、「今日のおやつ」みたいに書いてもかわいいですし、名前を入れていただいてもいいですね。
ヘビのイラストのI賞『ジッパーバッグ』
――最後に、ペリペリ団の皆さんへのメッセージをお願いします。
かなてぃ:第1弾で皆さんのあたたかいお言葉やアンケートの回答を見て、今回さまざまな部分を改善させていただきました。第1弾のときにいただいた反響が今回の第2弾につながりましたので、引き続きご購入やアンケートのご回答などで応援していただけますと幸いです。
『一番くじ 爬虫類&両生類~Tiny Friends~vol.2』のラインナップとかなてぃさん
※こちらの記事は公開日時点の内容となります。
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